グランドデザイン・大阪都市圏について質問いたしました。

2016 10月 19th, 05:26 pm

平成28年9月定例府議会                 
都市住宅常任委員会  自民 原田(こ)委員

(グランドデザイン・大阪都市圏について)
Q1

次に、グランドデザイン・大阪都市圏について伺いたい。
関空を利用したインバウンドの増加によるユニバーサル・スタジオ・ジャパンの活況、
タワーマンションの建設ラッシュなどによる大阪市内中心部への人口回帰傾向など、
大阪都心部ばかりがクローズアップされがちな中で、大阪府内の全ての市町村が、
将来の発展を夢見ることができるビジョンが、今こそ、必要だと思う。
このような中で、この度、府域全域を成長・発展させようという
「グランドデザイン・大阪都市圏」が策定されることは、誠に、喜ばしいことで
是非とも応援したいと考える。
また、ここで示されている「広域連携型都市構造」の考え方は、府域の様々な
地域資源を最大限に活かし、府県を超えた広域的な都市間連携により、
魅力的な都市空間を創造していくものと伺っている。
私は、これまでにない発想の非常に面白い提案であると思うが、この計画に基づき
大阪府域全体の成長・発展をめざそうとする、そもそもの堤部長の想いを伺いたい。

A1(答弁者:住宅まちづくり部長)
○ 私は、これまでも一貫して、都市の成長・発展のカギは、定住人口の増加である
との考えに立ってきた。
○ 人口が増加している都道府県では、県内総生産額、県民所得額とも増加傾向にある。
また、定住人口1人当たりの年間消費額は、訪日外国人旅行者の約7人分の消費額に
相当することから、私はインバウンドの増加も大切であると思うが、
それよりも固定資産税をはじめとする税収の確保や、自動車などの耐久消費財の
購入促進につながり、経済成長を促す効果をもたらす定住人口を増やすことが
一層重要であると考える。
○ こうした観点に立って、今回、お示しした「グランドデザイン・大阪都市圏」では、
世界中から、大阪に人・モノ・情報・投資の流れを呼び込み、
人口の定住促進につながる魅力ある都市空間づくりを進めることとしている。
○ とりわけ、大阪市を除く府域市町村にとって定住人口の増加は喫緊の課題であり、
そのため、都市構造についても、これまでのように府県境にとらわれ、
府県境でどん詰まりになり、府県境にある市町村は大阪市中心部から辺地として
捉えられていた発想から大胆に転換する必要がある。
「人」を中心に考えると、人は、府県境にとらわれず峠を超えて移動し、
川を利用して府県を跨って物資を運んで生活を営んでおり、市町村の形をみても、
決して大阪市内だけを向いていたのでなく、街道や川に沿ってまちは
形成されてきたことがわかる。
 これを踏まえて、府県境を超え、府県境を挟む市町村が互いに手を取り合って
成長・発展するという新たな「広域連携型都市構造」という
考え方の都市構造を提案した。
この考え方をもとに、淀川舟運の復活によるにぎわいづくりや、竹内街道沿道における
まちづくりなど、府県を超えた都市間連携の取組を進め、
それにより、新たな都市魅力を創造する。
○ 今後とも、大阪府域全域が成長、発展し、世界の中で輝きを放つ存在となれるよう、
この「グランドデザイン・大阪都市圏」の具体化に向け、府がリーダーシップを発揮し、
府内市町村と共に全力で取り組んでまいる。

Q2
ただいま堤部長から「グランドデザイン・大阪都市圏」に込めた想いを聞かせて
いただいたが、その中にあった淀川や歴史街道を活用した「広域連携型都市構造」に
基づいたまちづくりは、具体的な事業として、是非、実現してほしい。
私の地元にも、大阪市北区から豊中市、池田市、川西市、能勢町、そして亀岡市に至る
能勢街道がある。
能勢街道は、大阪から妙見山や勝尾寺、中山寺などへの参詣道としてだけでなく、
生野銀山からの銀や丹波の米・木材・炭、池田の酒などの産業・生活物資の物流の
基幹道としても栄えた街道である。
この街道が通る私の地元の池田市には、海外からも注目を集める「逸翁美術館」や
「インスタントラーメン発明記念館」といった施設があり、また、阪急池田駅近辺には、
落語講座やアマチュア落語会が開催されている「落語みゅーじあむ」や江戸時代の
芝居小屋を復元した大衆演劇場「池田呉服座」などの文化施設もある。
私は、こうした地域資源を活かして新たな成長・発展をめざすべきと考えるが、
大阪府として、歴史ある能勢街道周辺のこのような豊富な地域資源を活かした
まちづくりについて、どのように進めていくのか伺いたい。

A2(答弁者:都市空間創造室副理事)
○ 先ほどの部長答弁にもありましたように、今回、お示ししている
「グランドデザイン・大阪都市圏」では、「広域連携型都市構造」という考え方に基づき、
府県間道路や河川、街道の持つ広域的なインフラを活かし、複数の市町村が府県域を
超えて連携することで、魅力的な都市空間を創造することとしている。
○ 能勢街道周辺においても、豊中市には、国の重要文化財である原田神社や、
服部天人宮があり、また池田市には、委員お示しの施設以外にも、がんがら火祭りで
有名な愛宕神社や阪急電鉄の箕面有馬電気軌道が日本で初めて取り組んだ
郊外分譲住宅地の「室町住宅」、さらに府県を超えた、兵庫県川西市には、
清和源氏発祥の地といわれる「多田神社」や、毎年5月の生誕祭に多くの
看護学生が集まる「ナイチンゲール像」など、豊かな地域資源がある。
○ 大阪府としては、このようなストック・ポテンシャルを最大限に活かし、
池田市と川西市が連携して開催している「猪名川花火大会」のように、
豊富な歴史的・文化的資源を有効に活用した地元の熱意ある都市間連携の取組が、
能勢街道を中心に、至るところで生まれ、街道全体が他にない特色を持つ、
魅力あふれる都市空間となるよう、関係市町に積極的な働きかけを行ってまいりたい。

(要望)
早期に、「グランドデザイン・大阪都市圏」を策定していただき、これに基づき、
今後、ただ今、能勢街道の例でお示しされたような、広域連携によるまちづくりが
府域全域に拡大し、大阪府域全域の成長・発展につながるよう要望する。

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