港湾管理の一元化について質問いたしました。

2016 10月 19th, 10:56 am

港湾管理の一元化について 
平成28年9月議会 自民(都住委員会):原田(こ)委員

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Q1(港湾運営会社の統合について)
大阪湾諸港を取り巻く環境はまったなしの状況。世界主要港のコンテナ
貨物取扱量を見ると、1980年に神戸港は世界第4位、大阪港は世界
第39位であったものが、2014年の速報値では、
神戸港は世界第56位、大阪港は世界第60位と相対的地位が低下している。
大阪湾諸港の国際競争力強化は喫緊の課題であり、そのためにも港湾運営
会社の統合が重要と認識している。既に神戸港と大阪港の間では、
国が主導する「国際コンテナ戦略港湾」施策の一環として、民の視点による
効率的かつ一体的な港湾運営を推進するため、平成26年10月に両港の
埠頭運営会社を経営統合する形で阪神国際港湾株式会社が設立され、
国際競争力強化の取り組みが具体的に進んでいる。  
また、堺泉北港においても、これまで輸入青果物を取扱う燻蒸上屋や輸出
中古車ヤードの運営などを行ってきた堺泉北埠頭株式会社が、国の同意を
得たうえで、本年4月から港湾運営会社として事業を開始し、運営面での
強化が図られたところ。さらなる国際競争力強化のためには、将来的に阪神
国際港湾株式会社と堺泉北埠頭株式会社の統合に向けた取り組みが必要と
考えるがいかがか。

A(港湾局次長答弁)
○ 阪神国際港湾株式会社と堺泉北埠頭株式会社は取扱貨物、規模など
それぞれ特色があり、統合することにより利用者の多様なニーズに的確に
対応できるなど、サービスの拡充が期待できる。さらに、コンテナ埠頭等の
一体的な運営が可能となり、経営の効率化にもつながるため、
港湾運営会社の統合は意義あるものと考えている。
○ しかし、両社とも、スタートを切ってまだ日が浅く、まずはそれぞれの
運営を軌道に乗せることが重要。また、統合を進めるにあたっては、両社に
資産規模、出資割合や国の関与などに違いがあるため、この違いを踏まえた
統合比率などスキームの検討が必要となる。
○ 大阪市とともに、両社の経営環境を踏まえつつ、国、神戸市等の関係機関と
調整し、港湾運営会社の統合に向け取り組んでいく。

Q2(管理者統合のニーズについて)
先ほどの答弁にもあったとおり、課題はあるが、港湾運営会社の統合は
重要な取り組みである。しっかり取り組んでほしい。
港湾運営の効率化により貨物を増やすということであれば、大阪湾諸港の
港湾管理の一元化ではなく、大阪湾諸港の港湾運営会社の統合こそが
今取り組むべき課題と考える。仮に府市の港湾管理の一元化について、
港湾運営会社である阪神国際港湾株式会社から「港湾管理者の一元化を
行わないと不都合がある。」などの具体的なニーズがあるのであれば、
港湾管理者の統合を進めていくことも理解できるが、そのような声は
具体的にあるのか。港湾運営会社の統合だけで良いのではないか。

A(港湾局次長答弁)
○ これまで、阪神国際港湾株式会社に対しては、大阪市より、
府市港湾管理の一元化について情報提供を行ってきたところであり、
会社は「府市の港湾管理の一元化については特段の意見はないが、
大阪湾諸港の港湾管理の一元化の動きについて注視している。」との
意見であると聞いている。
○ 大阪湾全体の活性化のためには、コンテナ・フェリー埠頭の運営を担う
港湾運営会社の統合だけでなく、計画策定や岸壁など港湾施設整備のほか、
背後の産業や広域交通施策とも連携して港湾全体の管理運営を行う
港湾管理者の一元化が不可欠である。
○ 港湾運営会社の統合と港湾管理の一元化を車の両輪として
推し進めることで、国際競争力の強化に取り組んでいく。

Q3(港湾管理の一元化に関する兵庫県・神戸市との調整状況について)
港湾運営会社からは府市の港湾管理の一元化に関し特段の意見はない
との答弁であったが、それでもなお、港湾管理の一元化が必要なのか。
将来的なカウンターパートである兵庫県や神戸市から、港湾管理者の
統合を持ちかけられているのならいざ知らず、現在は未だその状況には
ないのではないか。
港湾管理の一元化に関する協議は具体的に進展しているのか。
現在の兵庫県・神戸市との協議の状況について伺う。

A(港湾局次長答弁)
○ これまで、兵庫県、神戸市に対して、大阪湾諸港の港湾管理の一元化の
意義や効果、統合手法などについて、府市の考えを説明し、
意見交換を行ってきたところであり、先月(9月)にも、
4港湾管理者の副知事・副市長による意見交換を行った。
○ これまでの意見交換の中で、兵庫県・神戸市からは、
「港湾管理一元化の重要性は認識しているが具体的なメリットを示してほしい。
府市で一元化のメリットを具体的に発現させればわかりやすいかもしれない。」
との意見を聞いている。
○ 今回の府市での取組みにより、一元化の効果を示すとともに、
課題整理等を行ったうえで、4港湾管理者による協議調整を進め、
大阪湾諸港の一元化を目指していく。

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